- 2014年07月08日
- カテゴリ:店長の一人言
運転免許書の維持継続が難しい事を伝えなければならない事例
これもメガネ屋の仕事ですか?というような事がありました。
僕の常識からいけば、眼科が説明する事だと思っていました。
だけど、伝えなければいけない事は、言いにくい事でも伝えなければなりません。
もちろん怒られたり、なんとかならんのかと頼まれたり、理解されなかったりする事の方が多いです。
運転免許の更新で視力測定でひっかかった。視力不足だと言われた。そんな経験ありますか?
一般的には、屈折異常のみの場合は、メガネなどで視力矯正をすれば十分な視力を得る事ができます。
メガネという道具をご利用になれば、快適な見え方を手に入れる事は可能なんです。
では、みなさんに質問です。
メガネをかければ、どんな状況状態でも視力矯正ができるとお考えじゃないですか?
はい。の人はご注意を!!
見えにくくなったらメガネを使えば見える。そうお考えであれば、ちょっと待ったです!
見えにくくなる原因
視力が低下する原因が何なのか、どこにあるのかが重要なんです。
眼の病気にかかってる場合や他の病気からも視力に影響する場合もあります。
精神的な場合もあるようです。
いろいろな原因があるので、それを判断するのは医師でなければ出来ません。
屈折異常が原因でない場合は、眼鏡店ではお伝えのしようがないんです。
いくらメガネをかけても改善されない場合、別の理由を考える!原因を探すのが自然な流れだと考えています。
メガネだけが原因じゃない。メガネで視力矯正が出来ない場合があることを覚えておいてください。
今回、ご相談いただいた方を例にします。
眼科に行って来たが、メガネの処方箋を持参されてなく、おかしいと思ったんですが案の定でした。
メガネ屋でメガネを作ってもらえばいい。だけど、メガネ屋がメガネを作れないと言ったら処方箋書きますよ。
そう言われてのご来店です。なんだそれ?でしょ。
視力測定の結果
右、視力強制しても0.3でボヤケがでてきて見えにくいとの自覚
左、光覚のみ(光の認識ができる程度)
簡単に言いますと、メガネをかけても免許更新なんてできる視力にならない。免許を返上するしない状況です。
どうしてここまで視力がでない状態なのに、病院側が伝えてないのか理解にくるしみました。というか理解できません。
僕が研修で行かせていただいた病院では、しっかりと理由を説明をして免許更新を諦める事を伝えておられました。
今でもよく覚えています。すったもんだのやりとりですからね。
こんな状態の視力だから、メガネ屋でメガネって投げたのねと。
それで、メガネ屋ではメガネ作れませんって言われたら、仕方が無いので処方箋をだしましたという事にする。
そういう流れにしたかったのかと、へんに勘ぐりました(笑)
僕は、お客様に言いにくいけど言いました。
メガネをお買い求めいただいても、免許の更新は難しいと思います。と!
免許は諦めていただく、返上いただく事をすすめたわけです。
どうして左目がここまで見えにくくなってるのかさえご理解されてないようでした。
右目も視力がでてるとは言い難い状態です。
よくこんな見え方で運転されてるなと、身の危険すら感じてない事が怖かったです。
今回は、メガネの販売はしてません。
買うと言われても、お客様の主訴である『運転免許が更新できるようなメガネが欲しい』を解決できるメガネにはならない。
売れればなんでもOKじゃありませんからね。
運転できるまでの視力にはできませんが、裸眼よりは少しだけ見やすくなるメガネなら制作が可能である事を、お伝えして免許をどうするのか思案していただく事としました。
視力の低下は自覚しにくい場合が多い。
見えてると思ってても、見えてる気になってるだけの場合もあります。
視力は大丈夫と安易に考えやすいです。しっかり向き合う事なく、いざとなる時までほったらかす人が多いんです。
こんなブログを最後まで読んでいただけたなら、一度自分の視力ってどれくらいあるのかを調べてみてくださいね。
もちろん、ちゃんとした人からですよ!
原田 敏和
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タグ:運転免許 視力