なぜ子供のメガネ使用を授業中だけに限定するのか?そんな限定的な使い方にさせる事は大きな間違いだと思います。

メガネの使用を限定させる間違い。そう言いきっても僕はいいと思います。
よく親御さんから、『メガネは授業中だけしか使いません。』なんて事をよく聞きます。

理由はどうしてですか?
・・・・・・まず明確にお答えになる人はいらっしゃらないです。

眼科でそう言われたんです。

もしくは、はじめてだから授業中だけでいいでしょ。そんな感じ。

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子供がメガネをかける場合。
学校で黒板の字が読みにくいと訴えがあった。
視力測定で眼科受診の紙をもらってきた。
どちらかの理由がほとんどだと思います。

学校の視力測定でひっかかるという事はですね。
ほどほどの近視になってる場合が多いのです。学校の視力測定程度でひっかかるんですからね!
こうのような場合、見え方の屈折異常をおこしている状態なので、遠方が見えにくくてボヤケてると思ってください。

そんな遠方が見えにくくなっても、メガネで視力矯正をして、黒板がくっきり見えるようにする事が可能です。
メガネをかける事で、視力矯正が不要な方と同じになった訳です。

しかし、くっきり見える状態を限定して授業中だけにしたらどうなるでしょうか?

まともに見えてる時は、授業中だけという事になりますよね。

限定した事で、普段の生活時はボヤケた状態で生活をしなければならない。
わざわざ自分で不便な環境を作り出してる訳です。

これおかしいと思いませんか?

メガネは道具です!道具を不便に使う人っていますか?
道具は便利に使わないと意味がありませんよね。

授業中だけと限定する意味が、僕にはさっぱり理解できません。

こうお考えのお客様、ご家族の方には、必ずこのようにお伝えしています。

現状、屈折異常がおきてる状態です。
メガネで視力矯正をしなければ、くっきり見えてない状態なんです。
わざわざ自分から道具を使わないで、見えにくい生活にしているっておかしくないですか。
視力矯正ができるメガネを購入されたら、ご使用になる場面は限定しないでください。

子供さんの場合
授業中だけと限定すれば、授業中しか使ってはいけないんだと間違った認識をする場合がある。
これって非常に危険な考え方だと思います。

登下校時も使ってください。
テレビを見る時も使ってください。
慣れてきて、メガネをかけてる方が快適であれば、ずっと使ってください。
屈折異常がある以上、使ってはいけない状況なんてありません。(ジェットコースターでは外した方が良い場合がありますね(笑))

眼科で授業中だけと言われても、守る必要はないと思います。
僕よりも強い近視の子がですね。授業中だけしかかけないなんて、普段の生活どうするんだろう?って真面目に思いますからね。
普段の生活はボヤケてみてていいですよ。良い訳がありません!
自分からそんな不便な生活環境にする必要はありません。

どうしてもメガネかけてるの面倒ならはずしてもいいですよ。
僕もメガネをはずしてる時あります(パソコン見てるときとか、眠たいときとか)

ボヤケて見えてるのが気持ち悪いくらいになるように、見え方を理解していただけると嬉しいですね。
強制はしませんが、掛け続けた方が、くっきり見えてる方が気持ちが良いと僕は思います。
だから、安全な道具であるメガネを、きちんと使いこなしていただきたいんです。
視力矯正をするうえでメガネほど安全な道具はありませんからね。

常用できるメガネの場合は、使用する場所を限定する道具ではありません。
メガネは体の一部になりうる道具ですから、場所場面を選ぶのではなく、掛け続ける事で快適な視生活にしてくださいね。

※手元専用メガネ(老眼鏡)、近々メガネ、中近メガネなど、根本的に場面を限定したメガネは除きます。

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原田 敏和

メガネランドハラダ代表 シーンに合わせたメガネ選びアドバイザー 地元の北条高等学校卒業後、日本眼鏡技術専門学校へ。 卒業後3年間の修行期間を経て、家業のメガネランドハラダへ。 愛称はとっさん。

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